プロダクトデザイン・UX/UI

キャンペーン編集体験の設計

Action Editor

KARTE(提供:株式会社プレイド)

思いつきを、
自分の手で試せるように。

コードの知識に依存せず、
ウェブサイトのキャンペーンを編集できる体験へ。

My role
Product Designer
Scope
ユーザーリサーチ
インタラクション設計
ビジュアルデザイン
プロトタイピング・検証
編集対象のキャンペーンを中央に置き、左に要素一覧、右に設定項目を配置したAction Editorの画面。
Action Editor / 編集画面

01 — 背景

コードの知識が、
試せる範囲を決めていた。

キャンペーン配信基盤の刷新に伴い、編集機能の改善と、継続して使う価値の両方を考えることになりました。

自分自身の配信経験に加え、顧客へのヒアリングやリクエストを整理。知識や経験の異なる顧客が、どこでつまずいているのかを確かめました。

  1. 試したいことに、知識が追いつかない。

    HTML・CSS・JavaScriptによるカスタマイズが前提となり、やりたいことと、できることの間に隔たりがありました。

  2. 選択肢が増えるほど、探しにくくなる。

    細かな要望に合わせて増えたテンプレートが、必要なものを見つけにくくしていました。

  3. 覚えたことを、外で活かしにくい。

    独自のコードルールは学習を必要とし、外部の機能との連携や拡張も難しくしていました。

コードの知識や役割が異なる顧客の特徴と、編集時の課題を整理したリサーチ資料。
顧客の属性ごとに、課題を整理する。

02 — 検証

操作して確かめ、
編集の仕組みを選ぶ。

チームで目指したのは、思いついたことをGUIで試せる編集体験。学習曲線を描き、最初のステージで必要な要素をMVPとして整理しました。

土台となるレイアウト編集は、FlexboxとGridの2案を実装。実際に操作してもらい、作業目標を達成できるかを検証しました。

01

Flexbox

今回のユーザーテストでは、参加者が作業目標を達成できませんでした。

Flexboxをベースにしたレイアウト編集のプロトタイプ。
Flexboxベースのプロトタイプ

02

Grid 採用

今回のユーザーテストでは、参加者全員が作業目標を達成。この結果を受け、Gridベースの編集方法を採用しました。

Gridをベースにしたレイアウト編集のプロトタイプ。
Gridベースのプロトタイプ

03 — 再構成

使われてきた形から、
次の構造をつくる。

新しい編集方法に移るためには、すでにあるテンプレートをどう扱うかも考える必要がありました。集め、分解し、利用状況を確かめながら、移行する順番を組み立てました。

01

まず、使われている形を集める。

基本的なものから、業態ごとの用途に合わせたものまで。既存のテンプレートを集め、新しい編集機能で扱う対象を確認しました。

用途や業態ごとに集められた、多様なキャンペーン用テンプレート。
既存テンプレートの収集

02

要素に分けて、扱い方を考える。

テンプレートを要素分解し、単一の要素であるBlockと、複数の要素を組み合わせたComponentに整理。まずは単一の要素から実装し、複雑な機能は順次追加する方針にしました。

実際のテンプレートを、編集可能な要素や構造に分解して整理した資料。
構成要素と編集方法の検討

03

使われ方から、移行の順番を決める。

すべてを一度に置き換えることはできません。テンプレートの利用率を集計し、何から対応するかを判断する材料にしました。

利用されているテンプレートの種類と割合を、面積で比較した図。
テンプレートの利用率

04 — ふりかえり

形にする前の、
共通認識も設計する。

学習曲線をもとに最初のステージを置いたことは、優先順位だけでなく、チームでの検証や議論にも役立ちました。操作の一覧よりも、顧客がどんな状態になれるかを共有することで、目指すところを揃えやすくなったと感じています。

開発者とは命名規則も整理し、会話で使う言葉と実装の認識がずれないようにしました。

残った課題

一方で、デザインが実装に先行し、その時点では実現できないことを何度も調整しました。制作に入る前に、目指す状態と実装の条件をどう共有するか。次の取り組みに持ち越した課題です。

Works